《子どもに海外経験を!》海外旅行?親子留学?それとも教育移住?網羅的に検討

国境を越えて人や社会と関わることの出来る力がますます求められているようなこれからの時代、子どもたちには早くから日本以外の世界に慣れ親しんで欲しいと願う親御さんも多いと思います

私自身も子どもの頃何度も北米でホームステイやサマースクールを経験し、またその後10代から長く海外で過ごしたことから、若い頃の海外経験が価値観や言語習得にもたらすインパクトや大切さを実感しています。そして、今日本で暮らす自分の子どもにも、なるべく早い段階から、一定の頻度で海外経験をさせたいと考えているところです。

そこで、未就学児~小学生くらいの子どもに海外経験をさせるための方法について、リストアップしてみました。

今や日本国内にいても、英語にどっぷりつかったり異文化交流をする機会は求めればたくさんあります。しかし、24時間連続して異文化環境・異言語環境で生活をすることは、国内での経験では補えないインパクトで子どもの視野を広げてくれるに違いありません。

こちらの記事では、そうした国内のオプションではなく、海外に行くことを想定した代表的な選択肢を網羅的に検討しています。

子どもの年齢や予算に合わせて、取り入れられそうな方法を検討してみましょう!

目次

親同伴か子ども単身か

まず、小学生以下の幼い子どもが海外経験を得る方法には、大きく、親同伴で行くパターンと、子どもだけで行くパターンが考えられます。

一般的に考えて、幼少期に海外に行く場合、特に年齢が低いほど、親同伴で行くことになり、子どもが単身で海外に行けるのは、どんなに早くても小学校に入ってからでしょうか。

また、行き先国により、子ども単身での留学が許可される年齢が異なり、多くの西欧諸国では8~10才前後からしか許可されないようですので、それらの国を検討する場合は、必然的に親同伴で行くことになります。

親同伴と子ども単身のそれぞれのケースで、最も代表的な海外渡航パターンは以下の6つです。

  • 親同伴
    • 海外旅行
    • 親子留学
    • 教育移住
  • 子ども単身
    • ホームステイ
    • サマースクール・サマーキャンプ
    • 留学(全寮制)

では、一つずつ見ていきましょう。

親同伴の場合

海外旅行

海外旅行も子どもにとっては貴重な世界への関心を育む機会

 「旅育」という言葉があります。

その意味は文字通り、「旅を通じて育む」ということのようですが、観光マーケティングを専門とする森下晶美教授(東洋大学)によると、「旅は人間性の成長を促すとする考え方で、旅によって得られる知識や興味・価値観の広がり、共感力を人の成長に役立てようとするもの」と定義されているようです。

森下教授の調査によると、子ども時代に家族旅行の経験が多かった人ほど、自主性やコミュニケーション力が高く、精神が安定しているということがわかったそう。

これはもちろん海外旅行にも当てはまるものでして、日本国内よりも非日常性が高まる海外では、子どもの五感がより刺激され、異文化への関心や理解、適応がより促進されるのではないでしょうか。

ただ単にファミリー向けのリゾートホテルに宿泊し、外国の人に混じってプールに入ったり食事をしたりするだけでも大きな刺激になると思いますが、より現地の文化に触れられる環境や体験を取り入れたいと思っています。

例えば、ホテルに泊まる代わりにAirbnb等で家具付きのアパートを借りて、スーパーで買った食材を使って自分たちで料理をしたり街歩きを楽しんだりする生活体験をすること

必要な費用ですが、行き先や宿泊施設、航空会社や活動内容に応じて調整が出来るので、この記事で検討するオプションの中ではもっとも自由度が高く、個々人の予算に合わせてプランできるものだと思います。

親子留学

海外旅行の次のハードルが低いのは、親子留学ではないでしょうか。

最近では、未就学児からでも参加出来る親子留学も世界中で提供されています。

親子留学の形態にも様々なものがあります。親子で海外の家庭でホームステイをしながら、昼間は親も子も、または子どもだけが語学学校に通うとというパターンから、親子で語学学校の寮に宿泊するといったものもあります。

海外旅行とは違い、ホームステイ先や語学学校で、世界中の子どもたちと知り合いになれたり、現地で遊ぶ機会が得られることも魅力的です。

「留学」なので、昼間の活動のメインは勉強ですが、自由時間には親子で観光も出来るので、海外旅行の延長と捉えることも出来ますね。

期間は1週間~数週間が典型的ですが、1年近く滞在することも可能です。

受け入れ先も北米、欧州、東南アジア、中東(ドバイ等)等幅広い。民間の留学斡旋事業者から様々なプランが提供されています。

費用は、航空券代+宿泊費+学費がメインで、学費は250ドル~500/週/人が相場のようです。

教育移住

より長期的、本格的に海外経験をさせたい!ということであれば、教育移住が視野に入ります。

これは、子どもの教育をメインの目的とした、長期間の海外移住のことですが、観光ビザで許可される期間を超えた滞在であることや、家族の暮らしやすさ、仕事の見つけやすさ(または日本での仕事の継続のしやすさ)等、様々な条件を満たす必要があり、難易度は高めです。

ただし、年々、大富豪ではない、より一般的な経済水準の家庭の間でも関心が高まっているオプションではあるようです。教育移住に関する情報や移住先を斡旋する民間事業者も増えているようです。

行き先としては、上記の条件を満たすような国が候補に挙がります。

日本人にとっては、アメリカやイギリス等の西洋文化・純英語圏ももちろんのこと、シンガポールやマレーシア、フィリピン等、英語が盛んに使用されているアジアの多民族国も人気が高いようです。

↓参考↓

「教育移住」ってどうやるの? 可能性のある国や手続き、当事者に訊く体験
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次