ハイライトはペンギンのパレードとイルカのショー
午後12時過ぎ、いよいよアドベンチャーワールドに入園しました。
(東京から白浜までのアクセスと旅程はこちらから)
到着してすぐに、お昼ごはんを食べようとセンタードームへ。ペンギンのパレードまでに食事を済ませようかと思ったところ、前払いのレジが結構混んでいました。食事を待っている間にペンギンのパレードが始まりそうだったので、私と夫と長女はパレードを見に行くべく外に出ました。
ちなみに、夏にも兄夫婦+孫3人と訪れたという両親によると、夏季はご飯を食べるだけで数時間もかかったとのこと。この点でも冬は効率的で良かった。
ペンギンのパレードってどんなだろうと思っていましたが、大量のペンギンが目の前を歩いて行く姿はかなりの迫力で、可愛らしさ満点でした!
ディズニーランドのパレードの極小版といった感じで、ペンギンの後ろからは音楽の流れる車にダンサーやラクダなどが連なり、何とも言えないシュールさとほほえましさがありました。
こんなに間近に大量のペンギンを見ることはめったにないので、感激です!
長女の反応はというと、きょとんとしていましたが…笑。
私たちはパレードのほぼ終着点におり、集まったペンギンたちとの順番に写真撮影をしてもらえました。
その傍らでは、一応パレードに参加していた、笑、ラクダとの写真撮影会も始まりました。娘はラクダは怖かったようです。
一連のイベントを終えた頃、ちょうど食事の準備が出来たとのことで、食堂に戻りました。センタードームの食事は特別おいしいわけではないですが、十分満足できるクオリティでした。私たちは食べませんでしたが、動物を型取ったメニューが色々とあるようでした。
楽しみにしていたイルカのショーの時間が迫ったため、じいじが先に座席を取りにビッグオーシャンに移動。開始20分前でしたがすでにまとまった良い座席はいっぱいとの連絡が入り、こちらも急いで移動。結果、2組に分かれ、私たち夫婦と長女は水槽に近い正面の席に座ることが出来たのですが、西日が非常に眩しかった…。
午後にショーを見る人は座席要注意です。真正面よりも左右の日陰になっている座席の方が見やすいかもしれませんね。
イルカショーでは、人を乗せて高速で泳ぐイルカや、空中で遠くまで投げられたフリスビーを水中からジャンプしてキャッチするパフォーマンス等、他ではあまり見たことのない難易度の高そうな技が次々と披露。思ったより短いショーでしたが、もしかすると冬は少し簡素化されているのかもしれません。
イルカショーの後、ようやく落ち着いてパーク内の散策を開始。いよいよパンダを観ました。
パンダは園内で大きく二か所に分かれており、イルカショーのマリンワールドに近い方のブリーディングセンターには、白浜のパンダファミリーの父「永明」と「良浜」がいました。お客さんもまばらなので見放題です。ちなみに、2018年8月14日に生まれた「彩浜」は、兄弟パンダの「桜浜」「桃浜」「結浜」と、エントランス近くの「パンダラブ」のコーナーにいました。
ケニア号はスーパーシートが◎
その後、もう一つの見どころであるサファリワールドへ。
サファリワールドを周るにはいくつかの手段があるのですが、無料のものには、列車タイプのケニア号(所要時間20分)歩いて周るウォーキングサファリ(所要時間50分)の二種類があります。有料のものにはサイクリングやジープがありますが、ジープは相乗りでも一人5,000円となかなかのお値段です。
一番お手軽なのはやはり無料のケニア号で、ほとんどのお客さんはこちらを利用している模様でした。随時運航しているので、乗り場にはズラッと人が並んでいました。夏だと数時間待ちになることもあるとか。ディズニー並みですね。。。
で、我が家もケニア号にしたのですが、待ち時間が惜しかったので、一人+500円で利用できるスーパーシートというのを利用しました。スーパーシートはケニア号の先頭車両に当たるもので、優先的に乗れるほか、シートが長椅子ではなく個別のシートになります。何よりも乗客が少なかったため、ツアー中も動物が見える方向に合わせて自由に移動することが出来たのが良かったです。混雑時は分からないですが、ケニア号に乗る場合には絶対にスーパーシートがおすすめです。
右に左に次々といろいろな動物が見られるサファリ号でのツアーは、手軽で、小さい子連れにはベストな手段ではないかと思います。一方、子どもがある程度大きくてサファリワールドを目いっぱい楽しむのであれば、ウォーキングかサイクリングが一番良いのではないかと感じました。サファリ号は列車の中から見るだけなので、あまり動物には近づけないですし、ライオンや象やキリンに餌をやるフィーディングアクティビティにも参加できません。車内から、動物に近づいて触れ合うお客さんを見て、羨ましく思いました。子どもがもう少し大きくなったら、次はウォーキングやサイクリングをやってみたい!
その他、(ほぼ)2歳の長女が楽しそうにしていたのは、たくさんの犬と触れ合えるわんわんガーデンと、小動物が自由に行きかうふれあい広場でした。
アドベンチャーワールドには、雨天でも屋内で乗り物が楽しめるエンジョイドームがあり、こちらでも遊べるかな?と思ったのですが、我が子はまだあまりアトラクションに興味を示さなかったため、利用しませんでした。3歳未満でも楽しめる乗り物があるようです。
ちなみに私たち夫婦は、両親に子どもを預け、ビッグアドベンチャーコースターに乗りました。アドベンチャーワールドでは一番大きなジェットコースターですが回転はしません。サファリワールドや海が一望出来るのと、絶叫系が得意ではない私にはちょうど良いスリルでした…。
アドベンチャーワールドは期待し過ぎない方が楽しめる
ここまで、子連れで行くアドベンチャーワールドの楽しみ方を書いてきましたが、実は若干期待外れな部分もありました。事前のリサーチで期待が膨らみ過ぎていたのかもしれません。
具体的にはまず、やはり施設が全体的に古く、雰囲気にショボさが目立つ部分もありました。パークのエントランスから園内に続くお土産物屋さん等が連なるエントランスドームも、ディズニーのワールドバザール的位置づけなのですが、外観のセンスが古く寂れた感じが出ていました。
またイルカのショーも、「これまでに見たことのないような壮大なスケール」「日本で最大の規模」との口コミをネットで見ていたのでかなり期待していたのですが、見どころはあったものの、期待ほどのクライマックスがありませんでした(でもこれは前述の通りもしかすると季節性もあったのかもしれない)。
更に、サファリに関しても、少なくともサファリ号で見る分には「まるでアフリカ!」と錯覚を覚えるほどではありません。フィーディングなどを体験してもっとサファリの動物たちと触れ合うことが出来れば、より満足感は上がると思います。
敷地が広大でアクティビティも多いため、1日では時間が全く足りないとのコメントも見かけましたが、似たようなアクティビティやそれほど特別感のないイベントも多いため、全てを網羅しようというモチベーションは湧かないかもしれません。
事前に見どころを抑えていれば1日で十分満喫できます(特に開園と同時に入園すれば子連れでも時間は十分にあると思われます)。ただし、我が家は閑散期の訪問でしたので、大混雑時は一つ一つに時間がかかることでしょうから、なかなか効率的に周るのは難しいかもしれません。
でも、行く価値は十分にあり!
とは言え、幼い子連れ旅行先としてアドベンチャーワールドは最適であることは改めてお伝えしたいと思います。これほど間近で様々な動物を見て触れ合えるテーマパークはそう多くはないですし、関東の人気スポットに比べると混雑していないので、時間に対して得られる体験は多いです。
また基本的にはファミリーを想定した作りであり、全天候に対応したテーマパークなので、安心して出かけることが出来ます。
次の記事でも書きますが、白浜にはファミリーに優しい宿が充実していますし、綺麗な海水浴場やその他の娯楽施設がコンパクトにまとまった観光地なので、関東在住者にとっても短い日数で十分に楽しめる家族旅行先の穴場です!
最終回では、宿泊した白良荘グランドホテルの魅力や白浜のその他の見所についてご紹介します!!