6歳になったばかりの娘と母子2人で、越後湯沢の「NASPAニューオータニ」に2泊3日で滞在しました。スキー旅行は4歳のときに一度挑戦したものの、そのときは集中できず早々にリタイア。今年こそは、と気持ちを新たに選んだのがこのホテルです。決め手は、ゲレンデ直結の立地、未就学児でも受けられる子ども向けレッスン、ホテル内で完結する食事や温泉の快適さ。母子旅で余計な移動や不安を避けたい私にとって、これ以上ない条件でした。
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今回は子どものスキーの上達をメインに、平日に母である私が休みをとって母子だけで行った旅行だったので、以下を重視してホテルを選びました。
- スキー場の特徴:初心者でも滑れるコースか、キッズスクールがあるか
- スキー場との距離:移動の手間がない直結かどうか
- 食事:子供が食べやすい料理、親も満足できる内容か
- 静かさ:夜は落ち着いて眠れるか、館内の雰囲気
- アクセス:新幹線+送迎でスムーズに行けるか
NASPAニューオータニの特徴
新潟・越後湯沢にある「NASPAニューオータニ」は、東京から新幹線でわずか約80分。越後湯沢駅から無料のシャトルバスで5分ほどというアクセスの良さに加え、ホテル直結の専用スキー場「NASPAスキーガーデン」を併設しているのが最大の魅力です。
大きな特徴は、ここがスキー専用ゲレンデだということ。スノーボードの利用がないため、初心者や子どもでも安心して滑れる環境になっています。

館内には広い温泉大浴場や室内プール、複数のレストラン、売店、キッズ向けスペースまで揃っていて、滞在中はほぼホテルの中だけで過ごせます。特に母子2人旅のように「移動を最小限にしたい」場合には、この便利さは大きな安心材料でした。
部屋

私たちが泊まったのは、チェックインの際にアップグレードしていただいた広い客室。なんとベッドルームが2つある贅沢な造りで、母子2人では十分すぎる広さでした。
全体的に古さは感じましたが清潔で、窓からは一面の雪景色。荷物を広げても余裕があり、スキー用品を置いても狭さを感じないのはありがたいポイントです。冬の乾燥対策として加湿器も標準で備えられていて、子どもと一緒でも快適に過ごせました。

子ども用のスリッパやパジャマも用意されており、ファミリー向けの心配りを感じます。夜はとても静かで、母子2人でも安心してぐっすり眠れました。
食事

夕食はホテル内のバイキングレストランで、名物のカニ食べ放題を堪能。子ども向けにカレーやうどん、デザート類も充実していて、好き嫌いのある子でもしっかり食べられました。

デザートも複数の種類のアイスクリーム、果物、ケーキと豊富。味も美味しい。
朝食もすごく特別なわけではありませんでしたが一通りのメニューがあり、お腹いっぱいになりました。
キッズスペース

館内には子ども向けのキッズスペースも用意されています。
遊具がたくさんあるわけではありませんが、幼児向けの平均台などが置かれていて、絨毯敷きのエリアなので小さい子どもを安心して自由に遊ばせられます。
親も近くで腰を下ろしてちょっと休憩できる雰囲気。
レストランのすぐそばにあるので、食事の前後や移動の合間に立ち寄れるのも便利でした。
ゲレンデの特徴:初心者向きのコース多数

NASPAスキーガーデンは、ホテルの目の前に広がる宿泊者専用ゲレンデです。リフトは合計8基、コースは初級から上級まで10本以上あり、幅広いレベルのスキーヤーに対応しています。
初心者コースは緩やかで、未就学児の練習には理想的でした。
キッズガーデンでは色々なソリが使い放題
特に子連れに嬉しいのはキッズガーデン。ソリ遊びや雪遊びができる安全なエリアがあり、まだスキーに慣れていない子どもでも楽しめます。


初心者コースは子どもの練習に適している
初心者向けの緩やかなコースも充実しており、未就学児や初めての子どもが基礎を学ぶには理想的な環境でした。何よりホテル直結なので、疲れたらすぐに部屋へ戻れるのは本当に便利。親子でのスキー旅行には最高の立地だと思います。
一つだけ気になったのは、初心者用リフトにセーフティバーがなかったこと。
子どもがツルッと落ちてしまわないか、隣で支えながら乗るのは少しヒヤヒヤしました。
ここが改善されればさらに安心できると思いました。
慣れたら少しだけ大きなコースへ

基礎に慣れてきたら、初心者コースの中でも長めのリフトに乗って少し大きなコースへ挑戦できます。
時折少しカーブがありますが緩やかさはほぼそのままですが距離があり、子どもにとっては達成感のある滑走体験になります。
上からの眺めも開放的で、雪山の景色を一望できるのも魅力。
親子で一緒に滑り降りる時間は「できた!」という喜びがより大きく感じられました。
2泊3日の過ごし方:驚くほどの速さでスキーが上達
初日
東京を午前中に出発し、昼前には越後湯沢駅に到着。シャトルバスでホテルへ向かいました。
スキーの準備をしたらまずは腹ごしらえ。ホテル内のレストランで食事をしました。美味しかった。

チェックインを済ませると、すぐに娘のスキー体験がスタート。
午後はホテル内で受付しているグループレッスンに参加しました。最初はリフトを使わず、傾斜の緩やかなエリアで板の履き方や転び方、立ち上がり方を練習。昨年4歳で挑戦したときは集中できずに断念しましたが、6歳になった今回は真剣に取り組む様子が見られ、親として成長を感じました。

夕食はホテルのバイキングレストランで。名物のカニ食べ放題をはじめ、その場で切ってくれるローストビーフ、各種海の幸、天ぷら、デザートまで充実。大人も子どもも満足できる内容でした。食後は温泉大浴場で疲れを癒し、早めに就寝。
2日目
2日目は朝から本格的にスキー。午前中に思い切ってプライベートレッスンを申し込みました。
インストラクターとマンツーマンで1時間指導を受けると、驚くほど短時間で娘が初心者コースを最後まで滑れるように!
「去年は全然できなかったのに、今年はもう滑れるようになったんだ」と感動し、子どもの成長とタイミングの大切さを実感しました。本人も自信をつけ、午後は「もっと滑りたい!」と意欲的に。母子でゲレンデを一緒に滑る時間は、忘れられない思い出になりました。
昼食はホテル内のいつもと同じレストランでちょっと高級(1,500円くらい)なご当地ハンバーガーを注文。肉厚でボリューム満点、大人も満足できる味わいでした。夜は再びバイキング。種類が多く飽きることなく、親子で「今日はどれにする?」と選ぶ楽しみもありました。
3日目
最終日は午前中にもうひと滑り。娘は昨日の自信からスキーが大好きになり、笑顔でコースを滑り降りていきました。短い滞在でしたが、初めて「スキーができる!」と実感できたことは大きな収穫でした。
午後にチェックアウトし、新幹線で東京へ。移動も含めてスムーズで、母子だけの旅でも安心して楽しめました。
良かった点・気になった点
- 良かった点
- スキー場直結で移動ゼロ
- キッズスクールが安心
- 食事は子供も楽しめて親も満足
- 館内が落ち着いていて静かに眠れた
- 気になった点
- 館内が広いためベビーカーが必要な場面も
- スクールは人気で事前予約が必須
- 料金はやや高め(ただし納得の内容)
- 初心者コースのセイフティーバーがないリフトが怖い
他に迷ったホテルたち
NASPAを選ぶまでには、越後湯沢の他の子連れ向けホテルとも迷いました。どれも魅力があり、実際に調べてみた感想をまとめます。
湯沢グランドホテル

以前、初めて子どもを湯沢に来た時に泊まり、今回も迷いました。越後湯沢駅から徒歩2分というアクセスの良さが抜群。雪道での移動に不安がある母子旅では安心だと思いました。大浴場やバイキングも良くて、コスパの良さを重視するなら有力な選択肢でした。特に、ご飯がおいしくて子どもが好きなものもたくさんあります。
シェラリゾート湯沢

岩原スキー場に直結し、子どもが遊べる「キッズパラダイス」や長いソリゲレンデが人気。岩原スキー場自体は、子どもを連れて行ったことがありますが、雪遊びを中心に楽しみたいなら最高の環境です。
松泉閣 花月

大規模ホテルとは違う、アットホームな雰囲気が魅力の旅館。離乳食温めサービスや貸切風呂など、小さな子連れに優しい配慮が多く、落ち着いて滞在したい家族にはぴったりだと感じました。
エンゼルグランディア越後中里

「ウェルカムベビーのお宿」認定で有名なホテル。館内にプールやキッズパークがあり、スキーをしなくても楽しめるのが魅力でした。和室中心で子連れに安心感があり、ファミリー旅行には定番の人気宿です。
最終的に、ゲレンデ直結・子どもスクールの質・館内で完結できる快適さという基準で、NASPAニューオータニに決めました。
まとめ:子どものスキーデビューには最適なホテル
NASPAニューオータニは、「ホテルとゲレンデが直結している利便性」と「子ども向け施設・レッスンの充実」**が際立つホテルです。広い客室、美味しい食事、温泉、そして何より安心して子どもにスキーを体験させられる環境が整っており、子連れスキー旅行の第一候補になると感じました。
母子2人旅で不安もありましたが、このホテルを選んだことで「安心」と「快適」を両立でき、娘にとっても楽しいスキーデビューの再挑戦になりました。

