朝の送りはパパ、お迎えはママ。
フルタイムの共働き家庭では、妻と夫の間で、それぞれの家庭の状況に応じた育児の分担がされていることと思います。
平常時の分担だけではなく、発熱で呼び出されたときはどうするか、普段お迎えを担当している方の突発対応が生じた場合はどうするか、等、様々なパターンがあることでしょう。
我が家では、子どもの健康時と病気時のそれぞれについて、起床~就寝までの保育者の組み合わせについて、取りうるパターンを整理してみました。
何のために見える化するのか
私の例ですが、家族にとって一番良さそうな保育パターンを考えていると、それぞれにちょっとした難しさやコスト等のデメリットがあり、どれを優先的に採用すべきか、ちょっと頭が混乱してきました。
とりうる保育手段はそれほど多くはなく、結局とれるパターンは自明のことのように思えて、状況や時間帯ごとにどうするか、という観点を含めると、ちょっと整理したいな、という気持ちになったのです。
保育パターンを見える化することで、それぞれのメリット、デメリットを踏まえてパターンの優先度を判断し、納得してそのパターン採用したり、必要な条件を整えたりすることが出来ました。
また、通常採用しているパターンはその中の1~2つでも、とっさのときに参照することが出来ますし、夫婦間や助けをお願いする親族等とのコミュニケーションツールにもなり得ます。
どのような観点で整理したか
パターンを洗い出す時は、自分たちの置かれている現実的な状況を踏まえ、実現性のある手段と利用時間の組み合わせを書き出しました。
その上で、それぞれのメリットとデメリットを洗い出しました。
その時、主に以下の観点で整理しました。
子どもの保育的環境の良し悪し(子どもにとって慣れ親しんだ環境か等)
オペレーション上の負担(遠いので送迎に時間がかかる、仕事の状況に左右される等)
経済的な負担(利用料金の多寡)
特に1の保育環境についてデメリットが大きいと、それだけでかなり優先度が下がります。
3の経済的負担については、大きいと日常利用は難しいですが、致し方ない場合は受け入れる条件としています。
ただ、子どもの年齢によってもメリット・デメリットの内容は変化すると思うので、第一弾はあくまでも0歳時点の評価で整理しました。
どのように活用しているか
結果的に、我が家ではこのリストの全てのオプションを動員しているわけではなく、優先順位の高いものから実際に採用し、特にオペレーションの部分で大きな負担の少ないオプションに収斂しています。
ただ、復職してからも、各パターンについて取り巻く状況は変化しています。例えば、健康時の優先度2番目にあたる、夫がお迎えに行くパターンは、夫の勤務状況により当初はほぼ不可能だったのですが、1歳半の頃に部分的な在宅勤務が可能になり、週に何度かは早めに退社(&残りは在宅)しお迎えを担当してくれています。
また、当初は仕事をしていた両親が定年を迎え時間が出来る等、両親の手を以前よりも借りやすくなったりもしています。
未だに状況が変わらないのがファミリーサポートなのですが(順番待ちの人が多く利用できない)、こちらも今後状況が変わり、子どもの年齢も上がれば、日常的に利用するかもしれません。
病気時については、コスト面などからも当初は行政の病児保育室を利用していました。環境は最高な反面、ちょっと自宅から遠くて送迎に時間がかかることがデメリットでした。
多少コストはかかるものの病児シッターを利用してみると、非常にクオリティが高く、自宅という安心感もありましたので、現在はそちらをメインにしています。
まとめ
共働き家庭でとりうる保育パターンについては、一見自明のように思えますが、メリット・デメリットと共に整理することで、各家庭にとっての優先度と整備すべき条件がスッキリと把握出来るようになるのではないでしょうか。
我が家でリストしたパターンは、多くのご家庭でも共通する保育手段の組み合わせだと思いますし、ご家庭によってはより多くの保育パターンがあり得るかもしれません。頭の整理にもなりますし、コミュニケーションツールとしても役に立つので、是非オススメです。