ワーキングマザーとして仕事と家庭を行き来する日々の中で、「この夏は、娘との思い出をしっかり作ろう」と決めて、7月のラベンダー満開の時期に北海道への家族旅行しました。娘は小学1年生。アクティブすぎず、でも自然に触れたり、動物とふれあったりといった体験は大好き。この記事では、そんな低学年の子どもとの北海道旅行を検討している方に向けて、我が家の3泊4日の旅のスケジュールや、実際に役立ったポイント、混雑回避の工夫までをまるっとご紹介します。
- この記事を読んてほしい人
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- 小学校低学年の子どもを連れて、家族旅行を計画しているパパ・ママ
- 夏の北海道旅行を検討中で、混雑を避けたい人
- 子どもも楽しめて、大人も癒される旅行先を探している共働き家庭
北海道3泊4日 子連れ旅行の基本情報
- 旅行時期:7月中旬(ラベンダーが見頃)
- 同行者:夫、私、娘(6歳)
- 宿泊地:旭川→富良野→美瑛と移動
- 移動手段:旭川空港着・発のレンタカー
- 旅のテーマ:子どもが自然・動物とふれあえる体験をメインに
1日目:旭山動物園からスタート!移動は無理せず、初日は「慣らし旅」

◇ 旭川空港からレンタカーで動物園へ直行
旭川空港に午前中に到着し、その足で「旭山動物園」へ。開園と同時に入園できるように行きました。
以前行った時の経験から、旭山動物園は見どころが多く、あっという間に時間が過ぎてしまうので、丸一日過ごす計画で時間をとっていました。

娘が一番楽しみにしていた場所のひとつです。暑さ対策として帽子と凍らせた飲み物を準備しておいたのが大正解。
「もぐもぐタイム(動物の食事タイム)」は混雑しますが、事前に時間を調べておくと動線を組みやすいです。
アザラシの筒型水槽やホッキョクグマの豪快ダイブなど、子どもが「また来たい!」と言うほど印象に残ったようです。
お昼ご飯も旭山動物園内や隣接する飲食店で食べることができるので、便利です。
◇ 富良野の街で夕食、ラビスタ富良野ヒルズ
で温泉タイム

動物園を楽しんだあとは、レンタカーで富良野へ移動(1時間強)。
初日はなるべく無理せず、宿に向かうだけの日程にしました。
宿泊は【ラビスタ富良野ヒルズ】。
立地がよく、富良野の中心地にあるため、歩いてご飯を探しに行くことも可能。

この日は、地元の方に聞いて入ったイタリアンレストランが大当たり。富良野の野菜とチーズが絶品で、子どももペロリ。


ホテルには最上階に展望温泉があり、旅の疲れも癒せます。
家族風呂もあって、空いていれば予約なしで入れます。前の人が入っていても、しばらく待っていればすぐに入ることができました。お風呂の空き状況は部屋のモニターからも確認できるので、とても便利でした。
ラビスタ系列の「夜鳴きそば」無料サービスもあり、夫が夜中に食べて満足していました(笑)。
2日目:朝から乗馬体験 → 穴場のラベンダー園を満喫!
◇ 予約必須!「フラノトレッキングサポート遊馬」で乗馬体験
ラビスタ富良野ヒルズで朝ごはんをホテルで食べた後、娘が楽しみにしていた乗馬体験へ。
「フラノトレッキングサポート遊馬」では、子どもでも楽しめるようにスタッフさんが優しくフォローしてくれます。
馬は全体的に老齢で、ちょっと気だるそう、笑、ではありますが、体験乗馬なのでそのくらいがちょうど良い。
小学1年生の子どもも一人で馬に乗りました。
所要時間は1時間ほど。
最初は牧場内で簡単に練習をして、牧場の外へ行きます。
馬は道の両サイドの草をすぐに食べたがって頭を下げるので、そうならないようしっかりと操縦する必要があり、意外とちゃんと乗馬している感じが味わえます。
公道を横切って大自然の中に入っていきました。
自然の中を歩く感覚がとても新鮮で、「馬って思ったよりやさしいね」と娘が言ったのが印象的でした。
なんと乗馬の後にはメロンがサービスされました。
ジューシーで冷たくて最高に美味しかったです。
◇ フラノマルシェでランチ&買い物
乗馬体験のあとは「フラノマルシェ」へ。
屋台スタイルのお店が並び、地元野菜のスープカレーやラベンダーソフトクリームなど、選ぶのも楽しい時間でした。
芝生広場でのんびりランチできるのも、小さい子連れにはうれしいポイントです。
たまたま大道芸をしていて、子どもは釘付けになっていました。
◇ 有名な「ファーム富田」は渋滞が…途中の“北星山ラベンダー園”が大正解!
午後はラベンダーを見にファーム富田を目指しましたが、なんと渋滞でまったく進まない状況に。
地元の方に教えてもらい、途中で立ち寄ったのが「北星山ラベンダー園」。これが大正解でした。
・無料駐車場
・混雑ほぼなし
・ロープウェイで登ると一面ラベンダーの絶景
・フォトスポット多数
まさに「穴場」!子どもと一緒にのぼったロープウェイからの景色は、旅のハイライトと言っても過言ではありません。




その後、車が進まないので結局北星山ラベンダー園からファーム富良野まで歩きました。でも灼熱の日差しで、子どもが熱中症になるのではと心配になったくらいなので、あまりお勧めできません…。
◇ 今回のごほうび宿「富良野リゾート オリカ

」へ


この日はちょっと贅沢をして、「富良野リゾート オリカ
ゴルフ場の広がる丘の上に建つホテルで、富良野の大地が見渡せます。
部屋からの眺めは絵画のようで、娘が「わ〜すごい景色!」と感動していたのが印象的でした。
お風呂からお花畑が見えるようになっていたり、夜は生演奏付きの富良野フレンチのコース料理が食べられたりと、優雅な時間を過ごすことができました。



重厚感と高級感のあるホテルですが、スタッフの方々はとてもフレンドリーで、子どもと一緒でもリラックスした時間が過ごせました!
3日目:牧場でふれあい体験 → 美瑛の大自然を満喫
◇ サイクリングは断念、代わりに「ふれあい牧場」へ
当初は「美瑛でサイクリング!」と思っていたのですが、子ども用の電動自転車が見つからず断念。
小学生でも乗れる電動自転車の貸し出しはないので、サイクリングを、と考えている方は要注意です。
電動自転車は大人用しかありませんので、幼児までしか乗せることができません。また、電動自転車でなければ、アップダウンの激しい美瑛でサイクリングすることは難しいでしょう。
しかも、この日は驚くほど暑く、結果的にやらなくて正解でした。
代わりに訪れたのが「ファームズ千代田」のふれあい牧場。
・馬に餌をあげる
・子牛にミルクをあげる
・ヤギやウサギともふれあえる
すべて体験できて、しかもすぐ横のレストランで地元産ハンバーグランチが食べられるのが最高。
◇ 色彩の丘、美瑛の丘をドライブで楽しむ
午後は、美瑛らしい風景を車で巡る時間に。
「色彩の丘」では、娘も一緒に写真を撮ってインスタごっこ(笑)。
大人にとっては癒し、子どもにとっては“映える”体験になったようです。
この日は、美瑛の個人経営のペンションに宿泊。地元食材を使ったディナーや、家庭的な雰囲気が心地よく、翌朝の焼き立てパンが絶品でした。
4日目:青い池&白ひげの滝 → 空港


最終日は少し早起きして、朝の涼しいうちに「青い池」へ。
青さは日によって違うと聞いていましたが、この日はまさに“奇跡の青”でした。
その後、白ひげの滝へも立ち寄り、11時には空港方面へ移動。
旭川空港のフードコートでカレーを食べて、13時のフライトで帰路につきました。
まとめ:子どもも親も楽しめる、計画しすぎない“ゆる旅程”が正解!
今回の旅では、「午前に体験・午後はのんびり」という流れを意識して日程を組みました。
結果、娘もぐずることなく、毎日充実した表情で過ごせました。
予定通りにいかないこともありましたが、「それも旅のうち」。穴場スポットとの出会いや、現地の人との会話など、家族みんなの記憶に残る旅となりました。