子連れ旅行の心配事の一つは、子どもと快適に過ごせる宿が見つかるか、ではないでしょうか。
今回は、2歳の子どもを連れて行った軽井沢旅行で泊まった、子連れに最適なホテル「ドーミー倶楽部軽井沢」の宿泊体験をご紹介します。
「ドーミー倶楽部軽井沢」とは
「ドーミー倶楽部軽井沢」は中軽井沢エリアにあり、「ドーミーイン」を運営する共立リゾート系列のホテルです。
中軽井沢駅からは、星野エリアを通り過ぎて車で10分ほどのところにあります。
低~中価格帯のホテルで、オフシーズンや平日は一人1万円未満で泊まれることもあるようですが、ハイシーズンや週末は夕食なしでも一人2万円以上となることもあります(軽井沢ですからね…)。
周辺観光地としては、車で5分程度のところにハルニレテラスに代表される星野ホテルがあることに加え、ホテルから徒歩5~6分の距離には千ヶ滝温泉があります。
便数は少ないですがホテル⇆中軽井沢駅間でシャトルも運行されており、予約や降りる場所も比較的柔軟に対応いただけるので、車がなくてもあまり困りません。
子連れ客にとっての「ドーミー倶楽部軽井沢」の魅力
そんな「ドーミー倶楽部軽井沢」の特色は、何と言っても「子連れに優しい宿」です!!
むしろ「子連れに特化した宿」と言っても良いくらい、小さい子連れ家族が気兼ねなくくつろげる工夫やサービスが至る所に見られる有難い宿なのです。
そんな「ドーミー倶楽部軽井沢」の魅力をご紹介します。
子連れ客にとっての魅力1:利用客のほとんどが子連れファミリーなので気楽
観光にも便利な立地にある「ドーミー倶楽部軽井沢」ですが、何よりの特徴は「全てが子連れファミリー仕様である」という点です。また、新館にはミキハウス子育て総研「ウェルカムベビーのお宿」認定ルームも設置されています。
公式ウェブサイトや予約サイトの口コミでも「子連れに最適なホテル」としての評価が全面に打ち出されているため、利用客のほとんどが小さい子連れファミリーです。
小さい子連れ旅行だと、他の利用客に騒音で迷惑をかけないか、食事中に子どもがじっとしていられるか等、宿泊先でも色々と気を使ってしまうものですが、ここでは「お互い様」の精神でいられるため、気疲れしません。
2歳児連れにとって何より嬉しいポイントです。
(子連れではない利用客にとっては、逆にキツい環境かもしれませんね…)
子連れ客にとっての魅力2:施設の古さを補って余りあるスタッフのホスピタリティ&こども好き
施設面では、比較的新しい「新館」があるものの、正直、全体的に古く重厚感や高級感のあるホテルではありません。
しかし、後で詳しく書きますが、子どもに嬉しい設備やサービスがたくさんあったり、スタッフ全員がこどもを見ると声をかけてくれたりあやしてくれたりと、子連れファミリーが笑顔で滞在できるような工夫や努力が随所に感じられました。
子連れ客にとっての魅力3:嬉しい子ども向け設備やサービスが充実
ドーミー倶楽部軽井沢には、子ども向けの設備やサービスが豊富にあります。
プレイコーナー
広くはないですが、子どもが飛び跳ねたり寝転んだりして遊べるスペースがあります。
絵本以外おもちゃなどはないですが、とにかくアクロバットに遊びたい年頃の子どもには有難いスペースです。
絵本の貸し出し
プレイコーナーにある絵本は、自由に部屋に持ち込んでもOKなので、子どもの寝かしつけに大変重宝しました。
子ども用キャラクタースリッパ
子どもが宿泊する部屋には、あらかじめキャラクターのスリッパを用意しておいてくれます。うちは大好きなアンパンマンだったので、子どもはとても喜んでいました。毎回新品ではなく使い回しているようなので、そこは少し気になりましたが…。
アイスキャンディー無料サービス
子ども限定ではありませんが、誰でもいつでも好きなだけアイスキャンディーが食べられるコーナーがあります。オレンジ、グレープ、ミルク等、複数の種類があり、我が家の子どもも喜んで食べていました。
子ども用品の貸し出し
うちは利用しませんでしたが、おねしょマット・ベビーバス・ベッドガード・水温計・お風呂玩具・その他乳幼児に必要な様々な用品の無料貸し出しがあるようでした。
子連れ客にとっての魅力4:小さい子連れでも美味しいコース料理が楽しめる
小さい子どもがいると、なかなか落ち着いてコース料理を楽しむ事は出来ないですよね。
子どもは食事中待っていられないし、他のお客様にも迷惑をかけてしまいそうで、子どもができるとそうしたレストランからは足が遠のいてしまう人が多いと思います。
「ドーミー倶楽部軽井沢」の夜ごはんでは、そうした親にも嬉しい、フレンチのコース料理が楽しめます。味もなかなか美味しく、久しくコース料理から遠ざかっていた身としてはとても嬉しかったです。
スタッフの方のお心遣いも子連れにはありがたく、食事中も、子どもが飽きないように時々子どもに声をかけてくださったり、子ども用のジグソーパズルをプレゼントしてくださいました。
また、子どもが途中で飽きてプレイコーナーに行ってしまい、付き添いのため夫婦交代で食事を済ませることになっても、二人が食べ終えるまで急かす事なく待ってくださいました。
デザートが運ばれるタイミングでは私しかテーブルにいなかったのですが、「せっかくなのでご主人も」と、スタッフの方がプレイコーナーまで夫と子どもを呼びに行ってくださる一幕もありました。
さらに、子ども用のスイーツがあることを子どもに伝え、テーブルに連れ戻してくださるなど、家族全員が最後まで食事を楽しむことが出来たので、とても有難かったです。
ちなみに、朝食もたっぷりのフルーツと美味しいパンや卵料理など充実の内容で、朝からハッピーになれます。
「ドーミー倶楽部軽井沢」にあまり期待しない方が良いこと
ここまで、子連れ旅行客にとっての「ドーミー倶楽部軽井沢」の魅力をご紹介してきましたが、あまり期待出来ないこともあるのは事実なので、そこを了解した上で選ぶことをおすすめします。
あまり期待しない方が良いこと1:あまり静かに過ごせないかもしれない
ほとんどの客が子連れであるメリットの裏返しになりますが、元気なお子様がたくさん宿泊されているときは、廊下を走り回る音や部屋で暴れる音が周囲の部屋に聞こえることがあります。
特に、こちらの宿は施設があまり新しくないのか、防音性には優れていないように見受けられ、周囲の部屋や廊下から人の声や物音がとても聞こえやすいように思いました。
そのため、あまり静かな滞在にはならない可能性を覚悟する必要があるかもしれません。
あまり期待しない方が良いこと2:ラグジュアリー感はない
先ほども書きましたが、施設自体は比較的新しい「新館」があるものの、正直、全体的に古く重厚感や高級感のあるホテルではありません。
あくまでも、子連れに対する気配りやサービス、美味しい食事でお得感を感じられる宿だということを理解して行くのが良さそうです。
あまり期待しない方が良いこと3:お風呂は天然温泉ではない
こちらのホテルには小ぶりの露天風呂がありますが、天然温泉ではなく人口温泉です。
天然温泉を求める場合は、ホテルから徒歩5~6分のところにある千ヶ滝温泉で代用できることでしょう。
千ヶ滝温泉は現在は日帰り温泉として運営されていますが、かつてはプリンスホテルが運営する「軽井沢千ヶ滝温泉ホテル」や「軽井沢スケートセンター」があり、皇室御用達のホテルだったそうです。今でも当時のホテルやスケートリンクが廃墟として残っており、全体的に少し不気味な雰囲気を漂わせています…。
2歳以上の子連れで本館に泊まる場合はメゾネットタイプの部屋がおすすめ
ドーミー倶楽部軽井沢には、新館と本館(旧館)があります。
新館はその名の通り見た目も新しく、子連れにやさしい和洋室に、ちょっとしたテーブルセットが置かれた小さいテラスが付いていたりと良い感じなので、空室があれば是非新館をお勧めします。
今回我が家が宿泊したのは、このホテルの中でも一番狭い、本館のツインルーム(18㎡)でした。
予約が遅かったため選択肢が本館のツインルームかメゾネットタイプのお部屋(33㎡)かしかなく迷ったのですが、メゾネットタイプだと子どもが階段から落ちないかと不安で、ツインルームにしました。
実際に宿泊した感想としては、やはりツインよりメゾネットタイプにしておけば良かったと思いました。
・18㎡のツインルームはやや狭く感じたこと
・2歳も後半になるとある程度判断が出来る&しっかり歩けるのでそこまで心配しなくて良いこと
・メゾネットタイプは寝室部分が2階(最上階)で上階に部屋がないため他の部屋からの騒音リスクが低いこと
等が理由です。
まとめ:ドーミー倶楽部軽井沢は子連れが安心して泊まれる宿
軽井沢には非常にたくさんのホテル・旅館がありますが、「ドーミー倶楽部軽井沢」はその中でも徹底して子連れ家族ん優しいサービスや工夫が追及されており、皆が「お互い様」の精神でいられる子連れ旅行におすすめの宿です。
小さい子どもを連れての軽井沢旅行を計画する際には、ぜひご検討ください!